小学生の連絡帳は普段は子供が使うものですが、子供の体調不良や、何かあったときに親から担任の先生への連絡ツールとして大切になるのがこの「連絡帳」です。
初めて書く場合、どんな風に書けばよいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は欠席(病欠・忌引き・私用)・早退・遅刻・見学に使える連絡帳の文例をまとめてみました。
はじめに
なぜ欠席・早退・遅刻をするのか、出来る限り理由をはっきりと簡潔に書くようにしましょう。基本的に連絡帳では内容をまとめたうえで手短に伝えることを心がけるといいかと思います。
ただ、あまりに簡単すぎて素っ気なくなってしまっては印象が良くありません。
「いつもお世話になっております。」などに始まり、最後に「・・・よろしくお願いします。」と、文章の始めと終わりにひと言あいさつ文をいれることが大切です。
欠席する時の例文
風邪などの体調不良で欠席する場合
★「いつもお世話になっております。○○(お子様のお名前)ですが、昨晩より熱が38度ほどありますので、今日はお休みさせていただきます。よろしくお願いします。」
★「お世話になっております。風邪気味のため(鼻水)、今日は大事をとって欠席いたします。よろしくお願いいたします。」
文章に名前を入れて書く場合もありますね。必須ではないですが、先生が読みながら誰のものか確認しやすいのでいいかもしれません。
また、「休みます。」・「休ませます。」・「休ませていただきます。」の言い方や休みを「お休み」と”お”をつける言い方にするか、「欠席」を使うかなどありますが、私も調べてみましたが、正式な文書ではないのでどのような言い方でも問題はなさそうです。
ちなみに私は印象が柔らかくなるので「お休みさせていただきます。」と書くことが多いです。
※インフルエンザなどの感染症にかかった場合は、熱が出た日や病院での診断内容等、詳しく記載する必要があります。学校(保健室)からのお便りなどに詳細が書かれていることが多いので、手元にとっておくようにしましょう。
体調不良で続けて欠席する場合は?
続けて休む場合の例文です。
★「昨日はお電話ありがとうございました。おかげさまで熱は下がりましたが、咳がひどく咳き込むことがあるため、大事をとって今日までお休みいたします。明日からは登校できるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
低学年(特に1年生)の時は欠席をすると夕方に先生から電話をいただくことがありますね。そういった先生からの配慮があった場合にはひと言お礼を添えます。
また、運動会や音楽会などの行事を控えている場合はいつから登校可能で、練習に参加が出来るのか、なども伝えておくと先生の方でも対応を考えておけるので、よいかと思います。
家庭の都合(お通夜・葬儀・旅行等)で欠席する場合
★「いつもお世話になっております。○○の父方の祖父が亡くなりまして、葬儀参列のため、明日(○日)はお休みさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」
お通夜や葬儀に参列するために欠席する場合は、急な場合は電話にて、間に合えば連絡帳で連絡します。遠方で休む日が多くなる場合にはその旨も合わせて伝えておきましょう。
また、書き方ですが、基本的には休む子ども(○○=名前を入れる)から見た続柄(祖父・祖母・曽祖父・曽祖母)を伝えるのがわかりやすいかと思います。お通夜で早退の場合は迎えに行く時間を明記しておきましょう。
★「お世話になっております。○月○日、家庭の都合により(旅行のため)お休みいたします。また前日にご連絡差し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。」
家族旅行など私用で学校を休むことには賛否両論ありますが、事情によりやむを得ない場合は休む日の1週間前くらいに一度連絡しておき、また前日に連絡をするという二段階方式がいいかと思います。懇談会や参観などで直接先生に伝えられる機会があればその時にお話ししておくのもいいですね。
また、何日が私用で休んだ時には登校する日にひと言「・・・休んでいた間の宿題や課題は家庭で補習いたします。・・・」など、連絡帳に書いておくと印象がいいと思います。
遅刻する時の例文
★「おはようございます。今朝、お腹が痛いと言い出しました。今は落ち着いてきているようですので、しばらく様子を見てから登校させたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」
★「いつもお世話になっております。来週の月曜日(○日)ですが、足のケガの通院のため遅刻いたします。3時間目頃に登校予定です。よろしくお願いいたします。」
遅刻の場合は、何時間目くらいに登校出来るかわかる場合は書いておくようにするのがポイントです。
早退する時の例文
★「おはようございます。本日、眼科での検査の予約があるため、午前中で早退させていただきます。給食が始まる前までに迎えに行きます。どうぞよろしくお願いいたします。」
早退の時は迎えに行く時間が何時間目の前か、給食の前か、後かはっきりと書いておくのがポイントです。
体育を見学する時の例文
★「いつもお世話になっております。○○(子どもの名前)ですが、風邪気味のため今日の体育は見学させていただいます。よろしくお願いいたします。」
★「いつもお世話になっております。○○(子どもの名前)ですが、サッカークラブの練習中に足を軽くひねってしまいました。病院でみてもらったところ、2,3日は念のため安静にしたほうがよいとのことでしたので、本日の体育の授業は見学させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」
おわりに
その他にも欠席するほどではない体調不良の場合・・・
例えば、下痢気味のときにトイレが近くなるかもしれないこと、病み上がりで食欲がないときに給食について配慮(少な目に)してほしい、など(給食を残すことに厳しい先生もいるので・・・)。
特に低学年の間は、子ども自身では上手く伝えられないと思うので、心配な点はまめに連絡帳で先生に伝えてあげると子どもも安心します。
また、このように特別に注意して見てもらうなど、先生への負担が増えてしまうような場合もあるので、丁寧にお願いすることを忘れないようにしましょう。
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